Excel関数入門:NOMINAL関数の使い方【名目年利を求める】

NOMINAL関数 は、実効年利から名目年利を求めるためのExcel関数です。
金融商品や投資の世界では「実際の利回り(実効年利)」が分かっていても、契約や表示上は「名目年利」で表記し直す必要がある場面がよくあります。


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NOMINAL関数とは?

NOMINAL関数は、複利計算を前提として、実効年利を名目年利に変換します。
名目年利とは、利息が年に何回発生するかを考慮せずに表した、表面上の年利率です。

たとえば、実際には月利で運用されている金融商品でも、
「名目年利〇%」という形で表現したい場合にNOMINAL関数が使われます。


書式

NOMINAL関数の書式は次のとおりです。

=NOMINAL(実効年利, 複利回数)


引数の説明

  • 実効年利:「実効年利」には、複利効果を含んだ年利率を小数で入力します。
    5.116%であれば「0.05116」と入力します。
  • 複利回数:「複利回数」には、1年間に利息が計算される回数を指定します。
    月利は12、四半期利は4、日利は365といった形で指定します。


NOMINAL関数の使い方

実効年利が約5.116%で、利息が月に1回計算される場合の名目年利を求めてみましょう。

=NOMINAL(0.05116,12)

この数式を入力すると、結果は約5%になります。
つまり、実効年利5.116%は、月利ベースでは「名目年利5%」に相当することが分かります。

結果は数値で返されるため、セルの表示形式をパーセンテージに設定すると見やすくなります。


活用例

NOMINAL関数は、EFFECT関数と組み合わせて使われることが多い関数です。
金融商品の条件比較や、利率を統一した形式で表示したい場合に役立ちます。

また、投資シミュレーションや教材作成などで、
「実際の利回り」と「表記上の金利」を切り分けて説明したい場合にも便利です。


注意点

  • NOMINAL関数でも、利率は必ず小数で入力する必要があります。
  • 複利回数に0やマイナスの値を指定することはできません。
  • 単利の利率計算には対応していないため、単利条件の場合は別途計算式を用意する必要があります。

関連関数

関数名説明
EFFECT関数名目年利から実効年利を求める
FV関数利率と期間から将来価値を計算する
PV関数将来の金額から現在価値を求める
RATE関数支払条件から利率を逆算する
NPER関数支払回数や運用期間を求める

まとめ

NOMINAL関数は、実効年利を名目年利に変換するための関数です。
EFFECT関数と対になる関数であり、金融計算ではセットで覚えておくと非常に便利です。

金利の「表示」と「実態」を正しく理解するために、
Excelで金融計算を行う際はぜひ活用してみてください。