文字列の先頭から指定した文字数だけ取り出したいときに便利なのが LEFT関数 です。名前の一部を抜き出したり、コードや日付の整形など、日常業務でもよく使われる関数です。
この記事では、LEFT関数の基本的な使い方から、実用的な活用例、注意点までをわかりやすく解説します。
LEFT関数とは?
LEFT関数は、文字列の先頭(左側)から指定した文字数分を取り出す関数です。
書式
=LEFT(文字列, [文字数])
引数の説明
- 文字列:対象となる文字列またはセル
- 文字数(省略可):取り出したい文字数(省略すると1文字)
LEFT関数の使い方
例:文字列の左側から指定した文字数を取り出す

LEFT関数は、「文字列の左側から、指定した文字数だけ取り出す」関数です。
=LEFT(B3, 5)
この数式にすると、B3セルの左から 5文字だけ抜き出します。
- 「Excel関数」 → 左から5文字 → Excel
- 「パソコン検定」 → 左から6文字 → パソコン検定
このようにLEFT関数は「左側から〇文字取り出したい」場面でとても便利な関数です。
氏名の苗字部分だけ抽出したり、商品コードの先頭部分だけ取り出したりと、
日常のデータ処理でもよく使われます。
よくある活用例
1. 郵便番号や商品コードの一部抽出
=LEFT(B2, 3) ' 例:123-4567 → 123
2. 名前の苗字だけを取り出す
(姓と名が結合されている場合)
=LEFT(A2, FIND(" ", A2)-1)
※ 「姓 名」の形式で半角スペースが区切りのとき。
3. 固定桁で整理されたデータから特定部分を抽出
=LEFT(C2, 6) ' 商品コードの先頭6桁だけ抽出
注意点
- 全角・半角問わず、「文字数」は1文字=1カウント
- 数値を対象にすると自動的に文字列として処理される
- 関数の結果が数値に見えても「文字列」なので計算には注意が必要
LEFT関数と関連関数
まとめ
LEFT関数は、文字列から特定の部分を抜き出したいときに非常に便利な関数です。データの整形や名前・コード処理など、さまざまな業務で役立ちます。RIGHT関数やMID関数とあわせて覚えると、さらに応用の幅が広がります。
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