Excel関数入門:ENCODEURL関数の使い方【URLエンコードを行う】

Web上でデータを扱う際、URLに日本語や特殊文字が含まれていると正しく処理されないことがあります。そんなときに便利なのが ENCODEURL関数 です。この関数を使えば、Excel上で簡単にURLエンコード(%エンコード)を行い、WebブラウザやAPIで正しく扱える形式に変換できます。


ENCODEURL関数とは?

ENCODEURL関数は、指定した文字列をURLで使える形式(エンコード形式)に変換するExcel関数です。

  • 日本語や空白などの特殊文字をURL用に変換
  • Web APIにパラメータを渡すときに便利
  • Office 2013以降のExcelで使用可能

書式

=ENCODEURL(テキスト)

引数

  • テキスト:URLエンコードしたい文字列を指定します。

使用例

  1. 日本語をURLエンコード =ENCODEURL("パソコン検定") → 結果:%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E6%A4%9C%E5%AE%9A
  2. URLの一部として使う ="https://example.com/search?q=" & ENCODEURL("パソコン検定") → URLに日本語検索キーワードを正しく含められます。

活用例

  • Web APIのリクエストURLを自動生成
  • 日本語検索キーワードをURL形式に変換
  • URLに使えない文字を安全に変換

注意点

  1. Office 2013以降で使用可能
    それ以前のバージョンでは使えません。
  2. 結果はテキスト形式
    URLそのものではなく、エンコード済みの文字列として扱われます。
  3. デコード機能はなし
    Excelにはデコードする標準関数はありません。

関連関数

  • CONCAT関数:文字列を連結
  • TEXTJOIN関数:複数の文字列をまとめる
  • HYPERLINK関数:クリック可能なリンクを作成

まとめ

ENCODEURL関数は、文字列をURL用にエンコードして安全にWebで扱える形式に変換するための便利な関数です。

  • 書式:=ENCODEURL(テキスト)
  • 日本語や空白を含むURLの生成に必須
  • API連携やWebデータ処理に活用可能