IT用語入門:ハブ(Hub)【ネットワーク機器をつなぐ集約装置】

複数のパソコンやネットワーク機器を接続し、通信を可能にするための装置が ハブ(Hub) です。
ハブはネットワーク内の機器をまとめて接続し、データの受け渡しを行う中心的な役割を持ちます。

家庭内ネットワークから企業のLAN環境まで、ネットワーク構築の基本となる機器の一つです。

この記事では、ハブの役割や種類、仕組み、スイッチとの違いについて分かりやすく解説します。


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ハブとは?

ハブ(Hub)とは、複数の機器を接続して通信を可能にするネットワーク機器で、データの集約・配信を行う中心的な装置です。

パソコン、プリンター、NASなどの機器をハブに接続することで、同じネットワーク内で通信やデータ共有ができるようになります。


ハブの役割

ハブはネットワーク内の機器同士をつなぎ、データ通信を成立させる役割を持っています。

主な役割

  • 複数機器の接続(集約)
  • データ通信の中継
  • ネットワーク構築の簡素化

ハブがあることで、複数の端末が同時に通信できるネットワーク環境が実現します。


ハブの種類

ハブには主に次の2種類があります。

リピータハブ(共有ハブ)

受信したデータを すべてのポートへ送信 する方式です。

特徴

  • 構造がシンプル
  • 通信効率が低い
  • 衝突(コリジョン)が発生しやすい

現在ではほとんど使用されていません。


スイッチングハブ(スイッチ)

MACアドレスを基に通信相手を識別し、必要な端末だけにデータを送信 します。

特徴

  • 通信効率が高い
  • ネットワークの混雑を軽減
  • 高速通信が可能

現在のネットワークでは主流となっています。


近年の高機能ハブ

近年では、スイッチング機能に加えて、次のような機能を備えた高機能モデルも登場しています。

  • VLAN対応(ネットワーク分割)
  • PoE対応(LANケーブルから電源供給)
  • 通信管理機能(管理型スイッチ)
  • セキュリティ機能

これにより、企業ネットワークでも柔軟で安定した通信環境を構築できます。


ルーターとの違い

ハブ(スイッチ)とルーターは役割が異なります。

機器役割
ハブ(スイッチ)同一ネットワーク内の機器を接続
ルーター異なるネットワーク同士を接続

家庭用Wi-Fiルーターには、スイッチングハブ機能が内蔵されていることが一般的です。


関連用語

関連用語一言解説
スイッチ通信先を識別してデータを送る装置
ルーター異なるネットワークを接続する機器
MACアドレス機器を識別する固有番号
LAN限られた範囲のネットワーク
PoELANケーブルから電力供給する技術

まとめ

ハブ(Hub)は、複数の機器を接続し、ネットワーク通信を可能にする装置です。
従来のリピータハブに代わり、現在は通信効率の高いスイッチングハブが主流となっています。

また、近年では管理機能や電源供給機能などを備えた高機能モデルも普及し、家庭から企業まで幅広い環境で活用されています。

ハブの仕組みを理解することで、ネットワーク構築の基本をより深く理解できるようになります。