Excel関数入門:WEBSERVICE関数の使い方【Webからデータを取得する】

Web上のAPIやオンラインサービスからデータを直接取得し、Excelで活用したいときに便利なのが WEBSERVICE関数 です。この関数を使えば、URLを指定するだけでWebからデータを取得し、セルに取り込むことができます。


WEBSERVICE関数とは?

WEBSERVICE関数は、指定したURLにアクセスして、そのレスポンスをテキスト形式で返すExcelの関数です。

  • Web APIの結果を直接セルに取り込める
  • JSONやXMLなどのデータも取得可能
  • Excel 2013以降で使用可能

書式

=WEBSERVICE(URL)

引数

  • URL:データを取得したいWebページやWeb APIのURLを指定します。

使用例

  1. APIからデータを取得

活用例

  • 為替レートや株価情報の取得
  • 天気予報やニュースフィードの取り込み
  • 社内APIとの連携によるデータ自動化

注意点

  1. インターネット接続が必要
    オフライン環境では動作しません。
  2. APIの仕様に依存
    返されるデータの形式や頻度制限はサービスごとに異なります。
  3. セキュリティ制限あり
    組織のセキュリティ設定によっては使用できないことがあります。

関連関数

  • ENCODEURL関数:URLをエンコードして安全に使える形式に変換
  • FILTERXML関数:XML形式のデータから特定の要素を抽出
  • HYPERLINK関数:セルにリンクを作成

まとめ

WEBSERVICE関数は、Web APIやオンラインサービスからデータを直接取得できる便利な関数です。

  • 書式:=WEBSERVICE(URL)
  • APIの結果を自動でセルに取り込み可能
  • JSONやXMLの解析と組み合わせるとさらに活用の幅が広がる