Excelで時刻データを扱う際に、「秒」の値だけを抽出したい場合に使えるのがSECOND関数です。
たとえば、タイムスタンプのログから「00秒〜59秒」の値を取り出して処理したい場面に活用できます。
SECOND関数とは?
SECOND関数 は、時刻から 「秒」(0〜59) の値を数値として取り出す関数です。
■ 書式
=SECOND(時刻)
- 時刻:セル参照や直接指定された時刻(”14:32:45″ など)
使用例
A列(時刻) | B列(式) | 結果 |
---|---|---|
14:32:45 | =SECOND(A2) | 45 |
2025/08/23 10:15:08 | =SECOND(A3) | 8 |
活用シーン
● 1. 秒単位のログ解析
秒まで記録された打刻データで「秒」だけを抽出して秒単位の集計や分析が可能です。
● 2. 時間パーツごとの分解表示
HOUR関数・MINUTE関数・SECOND関数を組み合わせて、1つの時刻を細かく分解することができます。
注意点
- 返される値は整数(0〜59)
- 引数には時刻形式のデータを使う必要があります(例:
10:20:30
)。 - 日付付きの時刻(例:
2025/08/23 10:15:45
)にも対応しており、「秒」部分だけが返されます。
関連関数
関数名 | 内容 |
---|---|
HOUR | 時刻から「時」を取り出す |
MINUTE | 時刻から「分」を取り出す |
NOW | 現在の日付と時刻 |
TIME | 時・分・秒から時刻を生成 |
まとめ
SECOND関数を使えば、時刻から「秒」の値だけを取り出して、集計や条件分岐に活用できます。
HOUR関数や MINUTE関数と組み合わせることで、Excel上での時刻操作の自由度が大きく広がります。