Excel関数入門:NETWORKDAYS関数の使い方【土日を除いた営業日数を計算】

日付データを扱うとき、「開始日から終了日までの営業日数(土日・祝日を除いた日数)を知りたい」と思う場面は多くあります。
そんなときに便利なのが NETWORKDAYS関数 です。
人事の勤怠管理やプロジェクト納期管理、金融業務などで広く使われています。


NETWORKDAYS関数とは?

NETWORKDAYS関数は、開始日から終了日までの営業日数を返す関数です。
営業日はデフォルトで「月曜~金曜」を指し、土日を自動で除外できます。さらに、任意の祝日も除外可能です。


書式

=NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [祝日])
  • 開始日:基準となる開始日
  • 終了日:範囲の終了日
  • 祝日(省略可):除外したい日付のリスト(セル範囲で指定)

使用例

例1:単純な営業日数を計算

=NETWORKDAYS("2025/3/1", "2025/3/31")

→ 結果:21
(土日を除いた2025年3月の営業日数)


例2:祝日を考慮する

セル範囲 C2:C3 に「2025/3/20」「2025/3/21」を入力しておき、

=NETWORKDAYS("2025/3/1", "2025/3/31", C2:C3)

→ 結果:19
(土日+祝日2日を除外)


活用例

  • 勤怠管理
    出勤日数の自動計算(祝日を除外した正確な勤務日数が求められる)
  • 納期管理・プロジェクト管理
    納期までに何営業日残っているかを算出し、タスクスケジュールを調整
  • 金融・契約業務
    利払い日や処理期限を「営業日ベース」で計算

注意点

  • 土日は自動的に休日扱い(変更不可)。
  • 「土日以外の曜日」を休日にしたい場合は、拡張版の NETWORKDAYS.INTL 関数を使用。
  • 祝日リストは必ず日付形式で入力する必要がある(文字列だと認識されない)。

関連関数

関数内容
WORKDAY開始日から指定営業日後の日付を返す
WORKDAY.INTL営業日の定義を自由に変更して日付を返す
NETWORKDAYS.INTL営業日の定義を自由に変更して営業日数を返す

まとめ

  • NETWORKDAYS関数 は、開始日から終了日までの 営業日数を計算する関数
  • 土日は自動で除外、祝日リストを指定すればさらに正確な営業日数を求められる
  • 勤怠管理・納期計算・金融業務など、実務で大活躍