文字列の中から「任意の位置・文字数」で一部を抜き出したいときに便利なのが MID関数 です。LEFT関数・RIGHT関数と並んで、文字列処理の基本となる関数の一つです。
この記事では、MID関数の基本的な使い方から、実務でよくある活用例までをわかりやすく解説します。
MID関数とは?
MID関数は、指定した位置から、指定した文字数だけ 文字列を取り出す関数です。
書式
=MID(文字列, 開始位置, 文字数)
引数の説明
- 文字列:対象の文字列またはセル
- 開始位置:何文字目から取り出すか(1が先頭)
- 文字数:取り出したい文字数
MID関数の使い方
例 1:セルの内容を部分的に抜き出す

セルB3に入力されている”東京都港区六本木”から”港区”を抜き出すには
=MID(B3, 4, 2)
この数式では、セルB3の4文字目から2文字を取り出します。

例 2:郵便番号の下4桁を取り出す
=MID(B3, 5, 4) → 0032

よくある活用例
1. 名前の「名」だけを取り出す(姓と名の間にスペースがある場合)

=MID(B3, FIND(" ", B3) + 1, LEN(B3))
この式は、セルB3の文字列の中で 最初のスペース を探し、そのスペースの次の文字から最後までを切り出すことで、「スペース以降の文字列だけを取り出す」働きをします。

→ このように「氏名」の形式から「名」だけを取り出すことができます。
注意点
- 開始位置は1からカウントします(0からではありません)
- 範囲外の位置や長さを指定すると空白やエラーになることがあります
- 半角・全角にかかわらず1文字は「1カウント」扱い
関連関数
まとめ
MID関数は、「文字列の中の一部分を取り出したい」ときに非常に役立つ関数です。開始位置と文字数を指定することで、柔軟なデータ抽出が可能になります。LEFT関数・RIGHT関数・FIND関数・LEN関数などと組み合わせて、より強力な文字列処理を実現しましょう!