Excel基本操作:セルの結合【タイトルや見出しを見やすく整える】

Excelで表を作成するとき、「タイトルを中央に表示したい」「見出しを1つのセルにまとめたい」と感じることはありませんか?
そんなときに便利なのが セルの結合 機能です。
複数のセルを1つにまとめることで、見た目をスッキリ整え、読みやすい表を作ることができます。


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セルの結合とは?

セルの結合とは、隣り合った複数のセルを1つの大きなセルにまとめる操作のことです。
見出し行やタイトルなどを中央に配置したいときに特によく使われます。


セルを結合する方法

🔹方法①:リボンから結合する

  1. 結合したいセル範囲をドラッグして選択
  2. リボンの「ホーム」タブをクリック
  3. 「配置」グループ内の [セルを結合して中央揃え] をクリック

👉 選択範囲が1つのセルにまとまり、文字は中央に配置されます。


🔹方法②:メニューから結合形式を選ぶ

「セルを結合して中央揃え」の右にある▼をクリックすると、結合方法を選べます。

結合方法説明
セルを結合して中央揃え結合と同時に文字を中央揃えにする(最も一般的)
セルの結合結合のみを行い、文字位置は変えない
セルの結合を解除結合済みのセルを元の状態に戻す

🔹方法③:ショートカットキー(推奨ではない)

Excelには結合専用のショートカットキーはありませんが、
次のように Altキー操作(アクセスキー) で実行できます。

Alt → H → M → C
  • H:ホームタブ
  • M:結合メニュー
  • C:「セルを結合して中央揃え」

結合を解除する方法

結合したセルを元に戻すには:

  1. 結合セルを選択
  2. 「ホーム」タブ → 「セルを結合して中央揃え」をもう一度クリック

または「▼」メニューから [セルの結合を解除] を選びます。


注意点

セル結合は便利ですが、使いすぎるとトラブルのもとになります。

注意点内容
結合セル内では並べ替えやフィルターが正しく動作しないことがある
結合セルを含む範囲では、数式をコピーしにくい
結合セルに複数データがある場合、左上セル以外の値は削除される
レイアウト目的で使うときは、代わりに「セルの中央に配置(選択範囲内で中央)」も検討

💡ポイント:「セルの結合」ではなく
「配置」グループ → 「選択範囲内で中央」を使うと、
見た目は同じで機能制限が少ないためおすすめです。


関連操作

操作内容
セルの書式設定文字の配置や罫線を整える
選択範囲内で中央結合せずに中央揃えにする
セルの高さ・幅を調整結合後の見た目を整える

まとめ

セルの結合は、表のタイトルや見出しを見やすく配置したいときに便利な機能です。
ただし、結合セルは並べ替えや数式処理で不便になることもあるため、
デザイン目的で使うときは「選択範囲内で中央」を使うのがおすすめです。
上手に使い分けて、見やすく整ったExcel表を作りましょう。