Excelで最大値を求めるには MAX関数 がよく使われますが、この関数は数値だけを対象に計算します。もしセルに含まれる論理値(TRUE/FALSE)や数値文字列も考慮して最大値を求めたい場合には、MAXA関数 が便利です。
MAXA関数とは?
MAXA関数は、数値だけでなく論理値や数値を表す文字列も含めて最大値を求めるExcel関数です。
- TRUE は 1、FALSE は 0 として扱われます
- 数値を表す文字列(例:”100″)は数値として扱われます
- エラー値や数値に変換できない文字列を含むとエラーになります
書式
=MAXA(値1, [値2], …)
引数
- 値1, 値2, …:最大値を求めたいセルや数値、文字列、論理値を指定します
使用例
- 数値と論理値を含む最大値
=MAXA(10, 20, TRUE, FALSE)
→ TRUE=1, FALSE=0 として扱われ、最大値は 20 となります。 - 数値文字列が含まれる場合
=MAXA(TRUE, "2")
→ TRUE=1, “2” = 2 として扱われ、最大値は 2 になります。
活用例
- TRUE/FALSE を含むデータで最大値を求めたい場合
- データに数値以外が混在しても最大値を求めたいケース
注意点
- MAXとの違い
MAX関数は数値だけを対象にしますが、MAXAは論理値や数値文字列も考慮します。
関連関数
まとめ
MAXA関数は、数値だけでなく論理値や数値文字列も考慮して最大値を求めることができる関数です。TRUE/FALSEを1/0として扱い、数値を表す文字列は数値として計算されるため、数値以外が含まれるデータでも正しく最大値を計算できます。MAX関数との違いを理解し、データ内容に応じて使い分けることで、柔軟な集計が可能になります。
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