ISO.CEILING関数
は、ISO標準に準拠した切り上げ処理を行う関数です。
正の数は0から遠ざかるように、負の数は0に近づくように、それぞれ最も近い整数に切り上げられます。
ISO.CEILING関数の書式
=ISO.CEILING(数値, [基準値])
引数の説明
引数 | 説明 |
---|---|
数値 | 切り上げたい対象の数値 |
基準値 | 切り上げる倍数(省略可、既定値は1) |
使用例
例1:正の数を10の倍数に切り上げ
=ISO.CEILING(27, 10) → 30
例2:負の数も0から遠ざかる方向に切り上げ
=ISO.CEILING(-5, 2) → -4
よくある活用例
● 正確な丸め処理を一貫して行いたいとき
=ISO.CEILING(A2, 5)
→ A2 の値を常に 5 の倍数へ切り上げ
まとめ
- ISO.CEILINGは ISO標準に基づいた一貫性のある切り上げを行う関数。
- 負の数も含めて丸め方向を意識したい業務処理や計算で役立ちます。