「終了日から開始日までの日数を求めたい」ときに便利なのがDAYS関数です。
従来は =終了日-開始日
と直接引き算する方法が一般的でしたが、Excel 2013以降ではDAYS関数を使うことで、よりわかりやすく日数計算ができるようになりました。
DAYS関数とは?
DAYS関数は、2つの日付の差(日数)を返す関数です。
開始日・終了日を指定するだけで簡単に計算できます。
書式
=DAYS(終了日, 開始日)
- 終了日:差を計算する終了日
- 開始日:差を計算する基準となる開始日
使用例
例1:終了日と開始日の日数差を計算
=DAYS("2025/3/31", "2025/3/1")
→ 結果:30(日数の差)
例2:セル参照を使う場合
セルA2=2025/3/1、セルB2=2025/3/31 のとき:
=DAYS(B2, A2)
→ 結果:30
例3:逆に指定した場合
=DAYS("2025/3/1", "2025/3/31")
→ 結果:-30(開始日の方が未来なのでマイナスで返る)
活用例
- 締切日までの残り日数を求める
=DAYS(締切日セル, TODAY())
→ 今日から締切日までの日数を計算。 - 勤務日数や経過日数の算出
プロジェクトの開始日から今日までの日数を自動で計算。 - 単純な日数計算の明示化
「終了日-開始日」よりもDAYS関数を使った方が式の意図がわかりやすい。
注意点
- Excel 2013以降で使用可能(それ以前のバージョンには非対応)。
- 戻り値は整数で、小数は返りません。
- 営業日(平日)の差を求めたい場合はNETWORKDAYS関数を使用しましょう。
関連関数
関数 | 内容 |
---|---|
DATEDIF | 2つの日付の差を「年・月・日」単位で計算 |
NETWORKDAYS | 2つの日付間の営業日数を計算(土日祝を除外) |
TODAY | 今日の日付を返す |
NOW | 現在の日時を返す |
まとめ
- DAYS関数は、2つの日付の差を シンプルに日数で返す関数
- 式が「=終了日-開始日」よりもわかりやすくなる
- 残り日数や経過日数の計算に最適
- 営業日ベースで計算したい場合はNETWORKDAYS関数を使う