パソコンやスマートフォンに保存されている写真や文書、業務データなどは、突然失われる可能性があります。
そのようなトラブルに備えてデータのコピーを保存しておく仕組みが バックアップ です。
バックアップを行っておくことで、データ消失時にも迅速に復旧でき、業務や日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
この記事では、バックアップの意味や重要性、種類、運用方法について分かりやすく解説します。
バックアップとは?
バックアップとは、重要なデータを保護するために、その複製(コピー)を作成して保存することです。
元のデータが失われたり破損した場合でも、バックアップから復元することができます。
なぜバックアップが必要なのか
データはさまざまな原因で失われる可能性があります。
主なリスク
- 機器の故障
- 誤操作による削除
- ウイルスやランサムウェア感染
- サイバー攻撃
- 災害や停電
バックアップは、これらのリスクに備える重要な対策です。
バックアップの種類
バックアップには保存方法による違いがあります。
フルバックアップ
すべてのデータを毎回保存する方法。
✔ 復元が簡単
✖ 時間と容量が必要
差分バックアップ
前回のフルバックアップ以降に変更されたデータのみ保存。
✔ 復元が比較的簡単
✔ 容量節約
✔ 処理時間短縮
企業システムで多く利用されます。
増分バックアップ
前回のバックアップ以降の変更分のみ保存。
✔ 容量を最も節約
✔ 高速バックアップ
✖ 復元手順が複雑
バックアップの保存先
バックアップは複数の場所に保存することが推奨されます。
外付けストレージ
- 外付けHDD
- NAS
クラウドストレージ
- 自動同期可能
- 災害対策に有効
バックアップとアーカイブの違い
似た概念として「データアーカイブ」があります。
| 項目 | バックアップ | アーカイブ |
|---|---|---|
| 目的 | 復旧・保護 | 長期保存 |
| 使用頻度 | 必要時に復元 | 保管が目的 |
| 保存対象 | 最新データ | 過去データ |
関連用語
| 関連用語 | 一言解説 |
|---|---|
| ストレージ | データを保存する装置 |
| NAS | ネットワークで共有できる保存装置 |
| クラウドストレージ | インターネット上の保存サービス |
| BCP | 災害時でも事業を継続する計画 |
| レプリケーション | データをリアルタイム複製する技術 |
まとめ
バックアップとは、重要なデータを保護するために複製を作成して保存する仕組みです。
機器故障や誤操作、サイバー攻撃などによるデータ損失に備え、迅速な復旧を可能にします。
企業では自動バックアップや差分バックアップが活用され、BCP対策としてデータレプリケーションも導入されています。
バックアップの仕組みを理解し適切に運用することで、大切なデータと業務の継続性を守ることができます。