Excel入門:四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)の基本と使い方

Excelを使ううえで最も基本となるのが、四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)です。
セル同士の計算から、数値の組み合わせ、関数との併用まで、あらゆる場面で活躍します。

この記事では、Excelでの四則演算の基本的な書き方と、実務でのよくある使い方をわかりやすく解説します。


四則演算とは?

Excelでは、次のような記号を使って基本的な計算ができます:

演算記号結果
足し算+=2+35
引き算-=5-23
掛け算*=4*312
割り算/=10/25

セル同士の計算

Excelではセル参照を使って計算できます。

例:A1が10、B1が5の場合

=A1+B1  → 15
=A1-B1  → 5
=A1*B1  → 50
=A1/B1  → 2

数式の優先順位(かっこを使う)

数式では「掛け算・割り算」が「足し算・引き算」よりも優先されます。

例:

=2+3*4  → 14(3*4=12、2+12)
=(2+3)*4 → 20

→ 必要に応じて「( )」で順序をコントロールしましょう。


注意点

  • 0で割ると #DIV/0! エラーになる(IF関数やIFERRORで対処可能)
  • 計算対象が空白や文字列の場合、意図しないエラーになることがある
  • セルに「=」を入力しないと計算式として認識されない

練習問題

次の7人の小計、税金、合計を求めてみましょう。
小計(時給×時間)、税金(小計×税率10%)、合計(小計-税金)で求めてください。

解答

Excelでは、数式は「=(イコール)」から始めるのがポイント!

山田太郎さんの時給はセル(C3)、時間はセル(D3)にあるので、小計=C3*D3で求める。

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山田太郎さんの小計7,200円が求められたので、続いて税金を求める。

山田太郎さんの小計はセル(E3)にあるが、税率の10%はセルに無いので税率は直接入力する。

山田太郎さんの小計から税金を引いて合計を求める。

最後にエクセルのオートフィルを使って、残り6人の小計、税金、合計を求める。


まとめ

四則演算は、Excelでの計算の出発点。関数やセル参照、かっこを活用すれば、あらゆる数値処理に対応できます。数式と関数の組み合わせで、Excelの計算力を最大限に引き出しましょう!