IT用語入門:SMTP【メール送信を担う通信プロトコル】

私たちが日常的に利用しているメールは、ボタン一つで相手に届きます。この「送信」の仕組みを支えているのが、SMTPという通信プロトコルです。SMTPは、メールを安全かつ確実に届けるために欠かせない基盤技術です。

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SMTPとは

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とは、電子メールの送信や転送を行うための通信プロトコルです。
メールソフトがメールサーバーへ送信を依頼したり、メールサーバー同士がメッセージを中継する際の通信ルールを定めています。

SMTPの役割

SMTPは主に次の役割を担います。

  • メール送信の依頼をサーバーへ伝える
  • メールサーバー間での転送処理
  • 送信エラー時の通知や再送処理

なお、受信には POP3IMAP など別のプロトコルが使用されます。

メール送信の流れ

メールが送信される基本的な流れは次の通りです。

  1. メールソフトがSMTPサーバーへ送信要求
  2. SMTPサーバーが宛先ドメインを確認
  3. 宛先のメールサーバーへ転送
  4. 相手側サーバーがメールを保存

セキュリティとSMTP

SMTPは基本仕様としてユーザー認証機能を持たないため、不正利用されるとスパムメールの送信元になる危険があります。

現在は安全性を高めるため、次の仕組みと組み合わせて利用されます。

  • SMTP AUTH:送信時の認証
  • SSL/TLS(SMTPS):通信の暗号化
  • SPF:送信元サーバーの正当性確認
  • DKIM:メール改ざん防止と送信者認証

これらの対策により、メール通信の信頼性と安全性が向上しています。

SMTPの重要性

迷惑メール、フィッシング詐欺、ウイルスメールの増加に伴い、安全なメール送信の仕組みはますます重要になっています。SMTPは送信の中心的な役割を担い、各種認証技術と連携することで、安全なメール通信を支えています。

まとめ

SMTPは、電子メールの送信と転送を担う通信プロトコルです。メールサーバー間の通信ルールを定めることで、確実なメール配信を実現しています。近年は認証技術や暗号化と組み合わせることで、安全性と信頼性を高め、安心してメールを利用できる環境を支えています。