スマートフォンをレジにかざすだけで支払いが完了する――
この仕組みを支えているのが「NFC」です。
カードや端末をかざすだけで通信できる便利な技術として、決済や認証の分野で広く利用されています。
NFCとは?
NFC(Near Field Communication)とは、約10cm程度の近距離で無線通信を行う技術です。
非接触ICチップを内蔵したデバイス(スマートフォン、ICカード、NFCタグなど)と、リーダー/ライター機能を持つ端末との間でデータをやり取りします。
NFCの技術仕様
NFCは次のような仕様に基づいて動作します。
- 周波数:13.56MHz
- 通信距離:約10cm以内
- 規格:ISO/IEC 14443準拠
近距離に限定することで、誤作動や不正通信のリスクを抑えています。
NFCの通信モード
NFCには主に3つの動作モードがあります。
① カードエミュレーションモード
スマートフォンなどをICカードのように動作させます。
主にコンタクトレス決済や入退室管理に利用されます。
② リーダー/ライターモード
NFCタグの読み書きを行います。
スマートポスターや商品情報の取得などに使われます。
③ ピアツーピアモード
デバイス同士でデータを交換します。
主な利用例
NFCはさまざまな分野で活用されています。
- 非接触型クレジットカード決済
- 電子マネー
- 電子チケット
- 入退室管理
- スマートポスター
近年はNFC搭載クレジットカードの普及も進み、利用シーンはさらに拡大しています。
NFCのメリット
- かざすだけで通信可能
- 設定が簡単
- 接触不要で衛生的
- 高い利便性
使いやすさと汎用性の高さが、ユーザー体験(UX)の向上につながっています。
まとめ
NFCは、近距離無線通信を利用した非接触型通信技術です。
決済や認証、情報取得など幅広い用途に利用され、利便性と安全性を両立する仕組みとして現代社会を支えています。